2012年4月アーカイブ

 松下幸之助は創業時の厳しい状況に負けずに、どうして乗り越えたのだろうか? どうして乗り越えられたのだろうか?

 企業家は、事業を生み育てる過程で、かなり厳しい状況を乗り越え、大きくたくましく成長しています。

 多くの偉大な先人もそうだし、私のサラリーマン時代にもそんな人を見てきました。

 米国発信のイノベーション論、マネジメント論にはこのあたりのことが希薄な感じがしています。 パッションというのでしょうか、情熱というのか、熱い信念といった感じのものです。

 そんなことが気になって考えているとき、この言葉に出会いました。

 

   『成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ失敗を繰り返すことである』 

   Success is the ability to go from one failure to another with no loss of enthusiasm. 

 

 イギリスの宰相 チャーチルの格言とのことです。

 

 wikipedia には、チャーチルの格言として、次の言葉も紹介されています。

 「成功は決定的ではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは勇気を持ち続けることだ」

 イノベーション論に明示されていない前提条件がここに書かれているのではないでしょうか?

 

 論理的な解析力、発想力、実行力といった頭脳に関わる部分だけでなく、「たましい」の部分にも、イノベーションを解く鍵が隠されているように感じています。 どうでしょうか?  

 

   

 身の回り、出歩くときにながめる風景、普段接点のない世界・環境・・・・、いろいろなところにイノベーションの種が隠れています。

 しばらく前、製造業の改善・革新を支援する役目を担っているコンサルタントとして、常に意識し、データを蓄積していかねばならないテーマのひとつが「イノベーションの種探し」だということに気づきしました。 種自体を探し出すことも重要なのですが、種探しを通じて、イノベーションを創造していくセンス・感度を高めることが大切です。 

 そして、支援先の経営者・幹部に、「イノベーションの種探し」への動機づけにつながる支援をしていかなければと考えています。

 

 「未解決のジョブ」というキーワードが、イノベーションの種探しに役立ちます。

 これは、ブログで何度か紹介してきたマーク・ジョンソンさんがホワイトスペース戦略の中で提案している顧客価値創造のための着眼です。

 「未解決のジョブ」というキーワードをバンドパスフィルターとして頭の中に置きながら、虫の眼・鳥の眼であたりをながめるのです。すると、いろいろなことに気づくことができるし、新しい発見が生まれます。 その中には、ビジネスにつながるアイデアもありそうなのです。

 

 数日前、昼食をとりながらテレビのバラエティ番組を見ていると、「主婦の嫌いな家事ランキング」という切り口で新しい家電製品を紹介していました。 「なるほど! 素朴だが、未解決のジョブ探しの切り口としては面白そうだ!!!」と考え、インターネットで検索してみました。

 asahi.com に「主婦の嫌いな家事」という記事がありましたので、少し引用させていただきます。

20080329141954[1].jpg======

主婦の嫌いな家事

 1位:アイロンかけ 2位:洗濯物をたたむ 3位:掃除 4位:食器洗い

 全国各地で「主婦会議」を開き、その度に「好きな家事」、「嫌いな家事」について聞くが、どの地方も答えはほぼ同じである。

 上記の中で、4位の食器洗いは「食洗機」に代行してもらうことによって解決できる。その他は機械に取って代わってもらうには、対象とするモノ・コトが複雑で、今のところ、どうしてもマンパワーの工夫と忍耐と根気が必要である。

・・・・・

 では、アイロン台を出しっぱなしにしておける家事室またはユーティリティーがあったらどうか。答えは、「そんな所で一人寂しく作業するのは真っ平ゴメン。家族が寛ぐ居間で皆と話しながら、または皆と同じテレビを見ながらかけたい」とのこと。そうなると前述の面倒な一連の作業を引き受けなければならないから、やっぱり「一番嫌い」は変わらないのである。

・・・・・

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※アイロンがけのイラストは「あずき日記」さんに掲載されているものを使用させていただきました。

 

 「家族が寛ぐ居間で皆と話しながら」「楽しく」「楽に」アイロンかけするということが、未解決のジョブなのですね。なるほど。単に、ランキングを出しているのでなく、主婦の心理まで解析されているいい記事です。

 では、どんな製品・サービスを提供したら主婦・家族も喜び、それを提供する企業もハッピーになれるのか? とても重要なテーマが設定できました。

 では、具体的に取り組むか? どう取り組むか? ・・・・未解決のジョブを見つけられれば、大手家電メーカーでなくても、異業種の中小企業でも、解決策・アイデアを創造することは可能なはずです。 このように考えたい。

 厳しい環境下、いい仕事をしながら成長している企業には、「未解決のジョブ」を解決する製品・サービスを創造しているところが多いのは事実です。 これからも、この切り口で Goodjob やイノベーションの種を見つけ、ご紹介していきたいと考えています。

 

 ところで、アイロンの周辺には、どんなアイデアがあるのだろうかと、また、ネットで探してみました。 なるほどと感心してしまう記事がありました。 知らなかったのは私の不勉強のせいということなのですが、恥ずかしがらずに、次の機会にご紹介します。  

 6月22日(金)・29日(金)の両日、大阪府工業協会主催のセミナーで講師を務めます。

 テーマは「原価把握とコストダウン活動」です。

 本年3月に開催したセミナーが好評だったので、再度開催することになりました。

 

 前回のセミナー受講者からいただいたコメントです。 講師の期待したことはなんとか伝わったと自己評価しています。

・改善への考え方が変わりました。

・(1回目のセミナーの後)社内の機械加工グループ内で、BS法を使ってみました。みんなの感じていることを知ることができて、イライラ感が少し解消できました。 

・実践的な演習課題が多くて、理解しやすかったです。

・工程分析やラインバランス分析の例題をやってみることで、どんな問題に目を向け、どのように対策すればよいのかが分かりました。

 

 今回も、オプションの教材を使って、受講者一人ひとりのニーズにフィットするように頑張ります。

 元気カンパニー仕事研究所のホームページにチラシ全文を掲載しています。 こちらです。

 

  大阪府工業協会セミナー6月.png  

 

 昨日、姫路商工会議所 姫路ものづくり支援センター主催の標記セミナーに参加し、中小製造業に役立ちそうな国、兵庫県、姫路市および関係機関の「ものづくり企業」を主な対象とする補助金事業の情報を入手しました、

 このセミナーで紹介された主な事業に関する情報を以下に記載します。

※説明を聞いた印象ですが、姫路市の支援事業は使いやすそうに感じました。

 

【お願い・注意】

■間違いのないように注意して記載しましたが、以下の情報はあくまでご参考情報です。この点ご了解願います。

■国の予算が決まることが前提の事業も複数あります。 今後変更される場合があるかもしれません。ご検討される場合は、必ず、募集機関のホームページなどを確認してください。

■募集期間が5月、6月というものがほとんどです。 応募を予定される方は、できるだけ段階で、主催機関とコンタクト取られることをお勧めします。

■連絡(e-mail)をくだされば、入手資料をPDFで印刷してお送りします。 

 

1.平成24年度 地域イノベーション創出 実証研究補助事業(予算決定待ち)

(1)公募期間   : 4月27日(金)~5月28日(月)

(2)補助額     : 早期事業化支援枠      800万円以上、2000万円以下
             技術シーズ事業化支援枠 800万円以上、3000万円以下 
(3)補助率     : 2/3以内

(4)応募の条件 : 地域企業+大学 or 高専、公的研究機関等とで研究体を構成

2.国内立地補助事業(平成23年度3次補正予算事業)(二次公募)
  http://www.meti.go.jp/press/2012/04/20120406002/20120406002-2.pdf

(1)公募締切り  :6月1日(金)  

(2)補助率    :中小企業 1/2以内

(3)補助額上限 :150億円

(4)補助対象   :補助事業者の生産施設で使用する設備機械装置等に必要な経費

3.革新的低炭素技術集約産業の国内立地の推進(6月公募開始予定)
  http://www.chugoku.meti.go.jp/koubo/sangyoshinko/110601.html

(1)公募期間    : 6~7月(日にちは未公表)

(2)補助率     : 中小企業 1/2以内 

(3)補助額     : (平成23年度 :15億円を限度)

4.戦略的基盤技術高度化支援事業
  http://www.kansai.meti.go.jp/3-5sangyo/sapoin/koubo_24.html

(1)公募期間    : 4月16日(月)~6月19日(火)

(2)委託制度    : 100%

(3)補助額      : 初年度 4500万円以下  3年で9750万円まで(数年度の制度)

5.兵庫県COEプログラム推進事業
  http://web.pref.hyogo.jp/ie03/ie03_000000002.html

(1)公募期間  : 4月23日(月)~5月15日(火) (本格的研究開発移行枠)

            ※先導的研究枠は6月以降

(2)補助金額  : 本格的研究開発移行枠:1課題につき500万円~1,000万円
             先導的研究枠:1課題につき50万円~100万円(特例200万円まで)

(3)補助率    : 定額  

6.姫路市の支援事業(例)  
  http://www.city.himeji.lg.jp/var/rev0/0035/4625/gaiyou.pdf

(1) 姫路市 ものづくり開発奨励事業
  http://www.city.himeji.lg.jp/s60/2212506/_10216/_9880/_9929/_10001.html

(2) 姫路市 ものづくり創造支援事業
  http://www.city.himeji.lg.jp/s60/2212506/_10216/_9880/_9929/_9998.html

7.温室効果ガス排出削減量連動型中小企業グリーン投資促進事業(案)
   ※一般社団法人 低炭素投資促進機構

(1)公募期間  : 5月1日(火)~8月31日(金)

(2)助成金    : CO2排出削減見込量×4000円/トン(設備稼働開始から5年間)

 

 新年度が本格的に動き出しました。ポリテクQC.png

 教育訓練機関、団体主催の、企業の従業員を対象とするセミナーがスタートします。

 昨年度に続き、今年度も「製造業の現場マン・リーダー、管理監督者」を対象とした、「コストダウンや管理・改善スキルアップ」のセミナーの講師を担当することになっています。

 開催の都度、講義の内容、研究事例など、受講者の理解度を高めるように工夫を重ねていますが、今年度は大幅に改訂を加えることにしました。 

 

 

改善活動のサイクル.png 私は、「明るく、スッキリ、スムーズに」を5S推進のキーワードにしているのですが、セミナーの教材、テキストの5Sをしたということです。 受講者の理解が深まることを願っています。

 また、ホームページに、「これから開催の所長が講師を担当するセミナー」という長い名前のコーナーを設けました。一度のぞいてみてください。

http://www.genki-company-consultant.com/seminar.html

 

 

 

img_52.png

いかなご Aさん.jpg福知山のAさんから、写真をおくっていただきました。
手作りの「いかなごのくぎ煮」の写真です。

かなり美味しそうです。
妻も、「おいしそう~~!」とうなっていました。

実は、Aさん、少し前に私がブログに載せた「いかなごの釘煮づくり記録」を参考にして、はじめて釘煮づくりに挑戦されたそうです。

こんなメールも送ってくださいました(一部、編集させていただいています)。

 

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「いかなごは福知山では入手出来ないと思っていましたが、スーパーに置いてあり、母が買ってきました。

1k980円、岸和田産でした。

難易度が高く自分では全く不可能な料理だと思っていました。iPhoneを片手に何度も確認しながらつくりました。出来てビックリでした。

母が買ってきたタイミングと(野崎の)ブログの更新が見事にシンクロしたおかげです。もしシンクロしなかったら母の創作料理になっているところでした。おかげさまで、美味しく出来たと思います。

春の楽しみが増えました。ありがとうございました。来年も挑戦します(^-^)/」

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写真、ブログ記事がお役に立てて、ほんと、うれしい限りです。

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