2012年3月アーカイブ

P1020577.JPG スティーブ・ジョブズ曰く、「創造とは結びつけることだ」。 彼はこう続ける。「創造的な人は、どうやってそれをやったのかと聞かれると、ちょっとうしろめたい気持ちになる。実は何をやったわけでもなく、ただ何かに目を留めただけなのだ・・・・さまざまな経験を結びつけて、新しいものを生み出すことができたのだ」。

 ※『イノベーションのDNA』(クレイトン・クリステンセン他著  ㈱翔泳社)の52pから引用。 

 

今日、とても面白いお菓子をゲットしました。

タイトルに書いた「納豆あられ ~納豆のネバリと旨味がそのまま~ たべネバッ!」です。

袋の裏側に書かれたキャッチコピーを転載しておきます。

 

  *****

  江戸時代から食べられていた納豆。

  「納豆と蜆に朝寝起こされる」

  という川柳が詠まれたほど納豆は

  古くからの定番メニューでした。

  日本人に長年愛されてきた納豆のネバネバ感を

  あられにした納豆あられは、まさに食べネバ!

  *****

 
果たしてこれが、「あられなのか?」P1020579.JPG

もう一度食べたいと思うか、一度だけで結構ということになるかは、食べてのお楽しみです。

 

「これ・・・とても、後をひきますね~~」

「確かに、あとくちは 納豆 !」

「小袋、一袋で57 kcal もあるので、・・・・困りますね~」

わが家では、評価高いです。 

 

お菓子のメーカー、いろいろなこと考え出しますね!

「国内産もち米のおかき」+「納豆パウダー」 ⇒ 「食べネバ!」

なるほど!

これが、イノベーションのDNAのひとつ「結びつける力」の成功事例となるか? 

ちょっと楽しみです。 

 『アイデアのヒント』(ジャック・フォスター著)(以下『ヒント』と略称)は決して固いだけの本ではありません。こんなことも書かれています。おもわず吹き出してしまいました。

 ジャン・ジャック・ルソーは言った。アイデアのヒント.png
 "To Be is to Do."
 (生きることは行動することだ)
 ジャン・ポール・サルトルは言った。
 "To Do is to Be."
 (行動することは生きることだ)
 フランク・シナトラは言った。
 "Do Be Do Be Do."

 『ヒント』を読み終えたとき、「もっと早く出会えていたら!」とつぶやいてました。

 イノベーション論の多くは、「アイデアを生む」ことそのものを深追いしていないように思えてなりませんでした。 

・どのようにビジネス・イノベーションのアイデアを生んでいるのか? 

・顧客価値提案のアイデアは、どこから、どんなふうに生まれるのか? 

・破壊的なビジネスモデルは・・・? 

 どこか腑に落ちないところがいつも残っていました。 「ブルーオーシャン戦略」「ホワイトスペース戦略」そして「価値づくりの経営」にしても、まずは、イノベーションにつながるアイデアを生まなければ、はじまらないのに、あっさりと生まれてしまったような印象が残ります。 

 ※浅学のため、読みが浅いかもしれません。違っていたらご容赦願います。

 

 

dna[1].jpg 少し前、クリステンセンさん他の方が書かれた『イノベーションのDNA』(以下、『DNA』と略称)を読み、「なるほど! そうだったんだ! それはそうだろう!」と妙に腑に落ちたのです。
 この本の「第二章 発見力その1 関連づける力」の中にある「■関連づける力を伸ばすためのヒント」の項に、強制連想法、刺激語法やオズボーンのチェックリスト法など「発想法」の諸技法が紹介されていたからです。
 「イノベーション」という今風の衣をまとっているだけど、その肝心な部分は、いわゆる「発想法」なのか?! 考えてみれば、当たり前です。 「アイデアはどこから生まれるのか」「どうしたら生まれるのか」という古くからある「問い」に対する答えが「発想法」です。
 イノベータだけ、特別な方法でイノベーションのアイデアを見つけているわけではありません。研究者、広告のクリエータ、芸術家と同じように、イノベータも発想法を使っているです。別の言い方をすれば、イノベータであるためには、自分なりの発想法を習得していることが必要条件だったということなのです。
 こんな、いたって当然の答えを『DNA』で確認しました。

 『DNA』では、イノベータを特徴づける能力が「発見力」であり、「発見力」を構成するのは「5つの力」だと説明しています。関連づける力、質問力、観察力、ネットワーク力、実験力です。
 
 『ヒント』では、「アイデアをつくる」ために以下のことが説明(提案)されています。
 アイデアを生むための心の準備として、
 第2章 もっと楽しもう
 第3章 自分を信じよう
 第4章 「その気」になろう
 第5章 子供に戻ろう
 第6章 「知りたがり」になろう
 第7章 笑われることをおそれるな
 第8章 「考え方」のヒント
 第9章 いろいろなものを組み合わせてみよう
 アイデアを生むプロセスとして、
 第10章 質問を変えてみよう
 第11章 情報をかき集めよう
 第12章 とにかく数で勝負しよう
 第13章 いったん全部忘れてしまおう
 第14章 ひらめいたら実践しよう

 『ヒント』のかなりの部分が『DNA』の言わんとしていることと重なっているように感じます。 『DNA』は『ヒント』からインスパイアされたのでは? と思ってしまうほどです。 『ヒント』の「第11章 情報をかき集めよう」に書かれている「ベーコンの宣伝」アイデアのための質問事項は、『DNA』の「第3章 発見力その2-質問力」に書かれているベイン&カンパニー会長オリット・ガディッシュの質問を思い起こさせるものでした。
 見方を変えると、『ヒント』に書かれていることは、「イノベーションを実現するためにも有効な方法だ」だと言えるということです。 これは私にとっての、セレンディピティです。ありがたい。

 

アイデアのつくり方.png それから、『ヒント』の「第5章 子供に戻ろう」は、スティーブ・ジョブズの「Stay Hungry! Stay  Foolish!」の後半「Stay Foolish」に通じるのではないか、もっと率直に言えば、「Stay Foolish=子供に戻ろう」なのではないかと感じました。 これ以外にも、たくさんの気づきを与えてくれます。
 
 『アイデアのヒント』の土台になっているのは『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤング著)。初版が1940年発行、70年も前に書かれた本です。現在購入できるのは、阪急コミュニケーション発行の本文60ページ弱のとても薄い本です。

 薄い本ですが、とても濃いです。エッセンスが詰まっています。

 イノベーションのことが気になって仕方がない方で、『アイデアのつくり方』と『ヒント』をまだ読んだことにない方がいらっしゃったら、読まれることをお勧めします。 

 『アイデアのつくり方』『アイデアのヒント』をもう少し深く読み、考え、中小企業製造業のイノベーション支援に活かしていきたい。

 

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