2012年2月アーカイブ

 いかなごの釘煮、春のイベントです。 

 妻は、毎年楽しんでいます。 食べることより、つくること自体が楽しいといいます。 親戚、知人も、たぶん、待っていてくれているのだろうと思います。

 2月28日、いかなご漁が解禁になってすぐ、まず2kgをつくりました。

 今年は、調理しているところを観察・記録しておくことにしました。 はじめてです。

  

01P1020405.JPG①材料の調達

  メインの材料は生の「いかなご」です。

  近くのスーパー(イオン・リバーシティ)で購入。

 価格は1kgで880円。

 一連の作業は、1kgのいかなごを煮る場合のものです。

 

 

 

 

02P1020470.jpg②水洗い(流水を掛け流す)

  ボール+ザルに、いかなごを入れて、しばらく、流水で洗います。 シャワー状にした水道水を掛け回す感じです。

1~2回、手で軽く上下を返す。

 

 

 

 

 

04P1020472.jpg③水洗い(ボールにザルをつけ、ザブザブ)

  途中何度か、ボールにザルをつけ、ザブザブと洗います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

03P1020471.jpg④水洗い終了 

  ボールの水の濁りがほとんどなくなったところで、終了。

  右の写真の濁りは、まだ終了ではありません。もう一息です。

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

05P1020479.jpg⑤水切り 

  ボールの中に小さなザルを置き、その上に、洗い終えたザルを乗せます。

 水切りの時間は、10分程度か。

 煮汁づくり、生姜の千切りなどの作業を行っている間、そのまま水を切っています。

 

 

 

 

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⑥生姜の皮む07P1020403.jpg  

  生姜は、流水の下で、ナイフを使って、大雑把に痛んだところは取り除きます。 あまり神経質には行っていません。 

 

 

 

  

 

  

08P1020404.jpg⑦生姜を洗う

  たわしで、表面の汚れをとります。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

09P1020406.jpg⑧生姜の皮むき完了

  ざるに入れておきます。

 

  

 

 

 

                                                            

10P1020410.jpg⑨煮汁づくり

  砂糖(きざら)を計量する。

  いかなご 1kg に対し、200g。

  他所のお宅より少なめ。 多いお宅では 230~250g とのこと。 

 

 

 

 

 

11P1020413.jpg 砂糖をなべに移す。

 

 

 

 

 

 

 

 

12P1020414.jpg お酒を計量し、なべに入れる。

 いかなご 1kg に対し、100CC。

 

 

 

 

 

 

 

13P1020416.jpg ミリンを計量し、なべに入れる。

 いかなご 1kg に対し、100CC。

 ※お酒、ミリンの合計量は200CCが適量。

   お酒とミリンの割合は、お好み。

   レシピ本では、ミリン150CC+お酒50CCが標準。 

 

 

 

   

 

14P1020420.jpg お醤油を計量し、なべに入れる。

 濃い口醤油を使用。

 いかなご 1kg に対し、200CC。

  ※薄口醤油を使う人もおられます。 好みです。 

 

 

 

 

 

 

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16P1020422.jpg なべを火にかける。

 沸騰するまで、強火。

 

 

 

    

 

 

 

17P1020424.jpg⑩生姜の千切り

 生姜を千切りにする。細め。 1mm□ 程度。

 生姜の量は、いかなご 1kg に対し、50~70g程度。

 ※実山椒を入れる場合の量。

   実山椒を入れない場合は、100~150g程度。  

 

 

 

 

18P1020482.jpg ※できるだけ細い千切りにする。

   食感を浴するためです。

 

 

 

 

 

  

 

19P1020430.jpg⑪煮汁を適時まぜる

  煮汁をこがさないように適時まぜる。

 

  

 

 

 

 

 

 

20P1020432.jpg⑫実山椒の準備

  今回はぶんせんの「みざん」を使用。

  いかなご 1kg に対し、35~50g。

  お好みにより、実山椒は入れなくてもよい。

 

 

 

 

 

 

21P1020436.jpg⑬クッキングペーパーで落し蓋づくり 

  右の写真の形状のものを使用。 経験上、この形がよいとのこと。

 

 

  

 

 

  

 

 

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⑭材料をなべに入れる

 まず、洗い、ざるをあげておいたいかなごの半量をなべにいれます。手でなべそこに均等に置く感じです。 

 

 

 

 

 

 

 

23P1020444.jpg つぎに、千切りした生姜を、これも半量ほど入れます。

 いかなごの上からまく感じです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

  つぎに、煮 山椒を、これも半量(20g)ほど入れます。24P1020445.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 


  こんな感じに入れます。25P1020446.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

26P1020448.jpg もう一度、同じ作業を繰り返します。

 

 

 

 

 

 

 

 

27P1020450.jpg いかなごを入れます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 生姜と煮山椒を入れます。28P1020453.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

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⑮クッキングペーパーで作った落し蓋を置く

 

 

 

 

 

⑯煮る

30P1020457.jpg  最初、火力は強火。

 沸騰したら、中~強火に。 

 ふきこぼれないように調整する。

 

 

 

     

 

 

 

31P1020459.jpg  ふたは隙間をあける。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

32P1020484.jpg⑰煮詰める

 煮汁がわずかに残るところまで煮詰めます。  

 煮ている間、いかなごに触りません。 

 ※煮る時間:妻は1時間程度は煮ます。  

         固からず、柔らからずです。 

 

 

        

 

 

33P1020489.JPG⑱いかなごをひっくり返す

 なべを振って、いかなごをひっくり返します。 

 数回(2~3回程度)まで。 

 いかなごが崩れないように注意しつつ、大胆に。 

 

 

 

 

 

 

34P1020491.jpg⑲ザルにあける

 でるだけ大きな、面積のあるザルに広げます。 

 1kgの場合、直径30cm程度のザルを使っています。  

 

 

 

 

 

 

35P1020493.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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37P1020500.jpg⑳団扇であおぐ

 湯気がでなくるまで。 

 

 

 

 

  

 

 

38P1020508.jpg◎完成

 

 

 

 

 

 

 

 

  

39P1020509.jpg◎味見1

 今年もおいしく出来上がりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

◎味見2

 これも例年の行事。 できたてで、一杯。 これは私の唯一の仕事で。

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イノベーションを興す.png 今日、とても大きなニュースが流れました。

 「経営再建を模索していた半導体大手エルピーダメモリは27日、会社更生法の適用を東京地裁に申請した。・・・パソコンなどに使われるDRAMの市況悪化や円高で業績が急激に落ち込んだ・・・負債総額は4480億円。製造業の経営破たんでは過去最大の負債額」

 伊丹敬之氏の書かれた『イノベーションを興す』には、

 「日本の新製品づくりがどうして壁にぶつかってしまったのか?」

 1960年代から80年代まで、あれだけ元気だった電機・電子の製造業が、なぜ、今のような惨憺たる状態になってしまったのか?」

・・・といった疑問に対する「考えるヒント」「腑に落としてくれる示唆」が示されています。

 

 このニュースが流れたとき、クリステンセン他の方が書かれた『イノベーションのDNA』に対比したく、日本の学者が書いた何冊かの書籍を読み直していました。その中の一冊、伊丹敬之氏の書かれた『イノベーションを興す』が、日本の半導体企業がはまり込んでしまった『罠』についてかなり率直に、そして鋭く解釈されていることに、あらためて気づきました。

 

 腑に落ちた一節(第1章 筋のいいテーマを嗅ぎ分ける 「ロードマップのウソまこと」)から抜書きしてみます。

 ・・・「魅力的な技術の未来像を科学的知見のある人々がコンセンサスとして描いたもの」というのが、技術ロードマップの一般的な定義であろう。しかも、技術発展の道筋を時間軸を明らかにしながら描こうとする。いわば、特定分野の技術発展の未来図である。

 そうした共通理解が技術発展のために協力し合うべき人々の間で作られることには、それなりの効果があるだろう。お互いに自分は何をしなければならないか、了解し合えるからである。

 また、筋のいい技術テーマを嗅ぎ分ける立場の人にとっても、多くの識者が技術の将来をどう見ているかという情報源としてロードマップは参考にはなるだろう。どんな技術課題を最終的には乗り越える必要があるかについての情報源としても、意味が大きいだろう。

 これらのメリットは、ロードマップについての「まこと」である。しかし、ロードマップにはウソも多い。

 ・・・

 たとえば、企業の中で本社などの「権威がある」と一応思われている部署が自社の技術ロードマップなるものを企業全体の将来戦略の資料として作ると、それが実際に技術テーマの具体的プロジェクトを選択しなければならない人々にまるで天から降ってくるように下ろされてくる。これが、「この路線で考えよ」という暗黙の指示になる。結果として、現場の嗅ぎ分け努力の邪魔をする。さらに、そうしたロードマップが下りてくるのに慣れてしまうと、自分で地図を作り、自分で嗅ぎ分ける、という能力の育成にもマイナスになる。自分の頭で悩まないことには、力はつかないのである。

 その上具合の悪いことに、ロードマップには「この時点までにこうした技術が開発される」という時間入りのマイルストーンがあるのが常である。それが、技術開発活動を管理しようとする側から見れば、じつに好都合なのである。「そのマイルストーンを守れたか」が、管理指標になるからである。したがって、管理される側はマイルストーンを守ることを至上命題にしかねない。ロードマップが現場を縛るようになるのである。

 しかも、開発活動をする本人たちに「自分のロードマップを書け」という指示が上から来るようになると、ロードマップのウソも極まってくる。 ・・・自分のロードマップとはしばしば、「開発における目標管理の指標」になってしまっている。・・・ロードマップといういかにもきちんとした予測かのごとくの「発展経路の道筋」として、時間軸入りで描かせようとして、それで管理しようとするのが、間違いなのである。

 

 そもそも研究開発活動とは、未知の世界絵の探索活動である。何が出てくるか分からないからこそ、開発が必要なのである。その成果を、事前に成功時点まで含めてきちんと描けというのは、研究開発活動の本質からずれている。

 現場で筋のいい技術テーマを嗅ぎ分けようとしている人が作るべきは、自分なりの技術の俯瞰図である。自分が開発しようとする技術テーマとその関連技術についての全体的発展の予想としての俯瞰図である。・・・科学原理と社会の動きの原理の両方を考えた上で作られるべき大きな地図である。

 

 皆様はこの文章を読んでどんなことを感じられたでしょうか?

 

 今、われわれが拓かなければならない「イノベーションへの道」とは真逆の道を、長い間、放浪してきてしまったのでは・・・と、私は感じております。

 

img_1068.png 昨年11月に 『今の事業の仕組みを見える化し、新しい事業を設計し、試行錯誤する』 という記事をこのブログに書きました。これは、マーク・ジョンソンさん著書 『ホワイト・スペース戦略』 に書かれている見方・考え方・取組み方が、中小製造業の革新のための「道しるべ(道標:物事の順序を教えて手引きの役をするすること、もの)」として有用だと考え、紹介させていただいたものです。

 「顧客の未解決のジョブ」を発見し、それを解決する「顧客価値提案」を核に事業を組み立て、イノベーションにつなげることを説いています。 

 

 

 

 

 

 

 

 

41rpjuqFoqL._SS400_[1].jpg ホワイト・スペース戦略が発行されるしばらく前に、宮永博史さん(東京理科大学 MOT大学院 教授)が 『顧客創造』 という本を出されています。この中で、宮永先生は 「顧客のボトルネックを発見し、顧客を創造する」という表現で、 「顧客創造」の大切さ、具体的な顧客創造への方法論を説かれています。これもとても役に立つものです。

 事例として取り上げられている企業が日本の企業・機関であり、顧客創造が身近なものと感じられましす。

 また、「本当に使えるSWOT分析の手順」という解説は、 SWOT分析の効果に少し疑問をもっていた私にとって、「なるほど・・・! そうだったのか! こう取り組み方をしたらSWOT分析は役にたつ!!!」 とSWOTの意義・有効性を "腑に落として" くれました。

 

 

 

 

 

 

 「顧客価値提案」 「顧客創造」 と使っている言葉は少し違いますが、新製品・新事業を創造するための根本的な見方・考え方・取り組み方には近いものがあります。

 少しずつではありますが、「中小製造業のイノベーション」への道が見えてきたということもありますので、ひょうご経済戦略2月号 「経営相談Q&A」 のコーナーに 『新製品・新事業開発を成功に導くヒント』 という文章を掲載していただきました。 宮永先生の「顧客創造」 に書かれた事例のひとつと、「顧客創造」の考え方を、Q&Aの形で紹介させていただきました。

 

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http://www.genki-company-consultant.com/report.html#06

 

 経営資源が限られている中小製造業が、新製品・新事業開発を成功させる重要なポイントのひとつが、「競争に明け暮れるフィールド」 から外れ、「顧客を創造する道」を拓くことだと考えます。 そして、その第1ステップが、顧客の「未解決のジョブ」「顧客のボトルネック」を発見することです。では、どうやって発見するか?

 ホワイト・スペース戦略(マーク・ジョンソン)、価値づくり経営(延岡健太郎)、顧客創造(宮永博史)、知識創造(野中郁次郎)、そして、イノベーションのDNA(クリステンセン他)。 イノベーションに取り組むための哲学、方法論は集まりました。 ここからは、実践です。

 

※宮永先生の書かれた 『セレンディピティ』 『ひらめきを生む発想術』 という本もまた、いろいろな気づきを与えてくれます。

 

 下記の展示・商談会開催の情報を入手しました。
 金属加工などの技術をアピールしたい企業に役立つイベントだと思います。
 
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「第4回神戸市内中小企業加工技術展示商談会」のご案内 
http://www.city.kobe.lg.jp/business/promotion/commerce/venture/kakougijyutsuten4.html
 
 加工技術を、県内外の発注側企業関係者の皆様に広くアピールしてみませんか。

【日    時】6月8日(金)
【場    所】神戸市産業振興センター2階展示場
【申込締切】2月29日(水)
【問 合 先】神戸市 産業振興局 工業課
            TEL:078-322-5333  FAX:078-322-6074
            E-mail:kogyoka@office.city.kobe.lg.jp
 
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 今日の日経夕刊 『学びのふるさと』 というコラムに、歌手平原綾香さんの「顔晴る 字を変えれば顔は晴れ晴れ」というインタビュー記事が載っていました。

 ・・・・デビュー前のある日、先生が最近本で見つけて気に入った言葉として教えてくれたのが 「顔晴(がんば)る」 です。 「『頑を張る』と書くとつらさを我慢して無理やり生きている感じがする。でも字を変えれば顔は晴れ晴れと、心も晴れやかになるよね」と。幸せな気持ちで夢に向かっていけるような感じがして、私もこの言葉が大好きになりました。・・・・

 

 私は、これまで 「顔晴る」 という言葉を知らなかったのですが、 「なるほど! これもいいですね!!!」と感心しました。 「頑張る」 の 「歯を食いしばる」 イメージとはかなり違う 「がんばる」 イメージが浮かびます。

 少し顔をあげて、ちょっと微笑み、明るく走っていく若い女性。そんな感じです。

 柔軟な雰囲気もただよっているようにも思います。

 私もこれからこの字を使っていきましょう。 語源辞典に 「顔晴るは平成時代に広がった」 と書かれる時代がくるかもしれません。

 

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 google で 『顔晴る』 を検索すると、たくさんヒットします。しばらく前から、話題になっていた言葉であることを知りました。

 また、「頑張る」の意味をあらためて調べてみました。goo辞書によると

1.困難にめげないで我慢してやり抜く

2.自分の考え・意志をどこまでも通そうとする。我(が)を張る。

3.ある場所を占めて動かないでいる。

 確かに、「かたくな」 な感じです。

 語源辞典では、「頑張る」 は 江戸時代から見られる語で、漢字は当て字。 「我を張る」 「眼張る」 という言葉が語源とのこと。

 

  

img_48.png 平成24年度も、ポリテク兵庫で開催されるセミナー(名称 在職者訓練コース)の生産管理系コースの講師を担当することになりました。

 

 開催回数が増え、新しいコースも開催します。

 受講者の皆さんのお役に立てるように、がんばります。

 

 製造業で働く皆さんに、楽しく、充実した『仕事研究』活動に取り組んでいただきたく、『品質』『コスト』『納期』の3つの面から、管理と改善の基礎的なスキル向上のお手伝いをします。

 そこし、社員のスキルアップが、会社の基盤強化と収益力のアップにつながると信じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このセミナーの詳細はポリテク兵庫のホームページをご覧ください。

 アドレスは以下の通りです。

 ポリテク兵庫アドレス    :http://www3.jeed.or.jp/hyogo/poly/

  〃 在職者訓練コース  :http://www3.jeed.or.jp/hyogo/poly/contents/holding/index.html

  〃 生産管理系コース  :http://www3.jeed.or.jp/hyogo/poly/contents/holding/2012seisan.pdf

 

 元気カンパニー仕事研究所のホームページにも掲載しています。

 http://genki-company-consultant.com/report.html#05

 

 今朝、いつもとは反対側の外堀側・三左衛門堀の東側を姫路駅の方に向かい、散歩しました。

 少しでも陽があたり暖かい西側を歩くことが多いのですが、陽のあたらない道を選びました。

 そこで、ちょっといい風景にであいました。

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 日のあたらない道を歩き、暖かそうに陽のあたる木々を見ることができました。

 

 帰り道は暖かい道を通って帰りました。 思い立って、ほぼ同じ辺りで写真を撮りました。

SH360348.JPG  

 印象がだいぶ違います。

 観察者の立つ位置、対象物と太陽の位置関係、太陽と観察者の位置関係によって、風景はかわります。

 また、この景色を見ることができたのは、"偶然" によるものなのですが、この偶然はどんな意味があるのか、などなど・・・ 

 朝の散歩は普段とは違うことを感じさせてくれますし、気づきを与えてくれます。

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 『競争市場では一般に製品は技術進化を続け、新製品になるごとに性能を向上させていく。そうした中で既存製品に比べて性能が低いながら、低価格・単純・小型・使い勝手がよいなどの特徴を持ち、既存市場の顧客とは別の顧客から支持される技術革新が行われることがある』。

 そして、『確立された技術やビジネスモデルによって形成された既存市場の秩序を乱し、業界構造を劇的に変化させてしまう』ようなイノベーションのこと』を『破壊的イノベーション』と説明されています。

 ハーバード・ビジネススクールのクレイトン・M・クリステンセン(Clayton M. Christensen)が提唱しました。

 

ものづくり2011.12.png 日経ものづくり(2011年12月号)の巻頭に、キングジム執行役員 亀田登信氏の『我々は枯れた技術で勝つ』という記事が掲載されました。

 "ポメラ"という製品の存在を知ったのはこの記事からです。とても興味深いコメントが書かれています。

 『あり得ないくらい機能を絞り込んだ』

 『これだけネットやメールが浸透している時代に、ポメラはそれらを一切排除しました』

 『そもそも文具って、そういうものなんですよね。ペンは書くだけ、ハサミは切るだけ。単機能だけど、ユーザーはそれを100%引き出す。そのためにも、コアの部分はちゃんと造り込んでいないとダメなんです』

 『ポメラは、核となる技術は白黒の液晶と日本語入力システム「ATOK」です。・・・枯れた技術です。・・・枯れた技術は技術的な進歩が止まっているからこそ、スペックや価格が大きく変わりません。・・・・枯れた技術を使えば、たとえ他社から似たような商品が発売されても、価格はそんなに変わりません。先に出していれば、お客様も売り場もまずは私どもの商品を扱ってくれます。・・・』

 『誰よりも早く、枯れた技術で徹底的に造り込んだ商品を出す。これが、今のキングジムの勝ちのパターンです』

 

 その後、  "価格.COM" で価格の動向を見ながら、同時に、口コミ記事をいろいろ読んできました。

 最近は、iphone のブルートゥース入力用キーボードとして有用であるという記事がだいぶでてきていますが、「ネットとつながっていないこと」の価値を評価する意見もかなり見受けられました。 文書を書く人たち(プロの物書きやビジネスマンなど)にファンがたくさんいるようです。

 極端に機能を絞り込み、ケースをあけると即作業開始できるという重要な性能をもった製品。確実に顧客価値を創出した製品だろうと思います。安いものではありません。モバイルPCとどっこいの価格です。

 ポメラは 『破壊的イノベーション』 呼ばれる製品なのか? たぶん別のものです。 既存市場の秩序を乱し、業界構造を劇的に変化させてしまうことはないでしょう。

 でも、その価値をわかる人にとっては常に身近において置きたい道具、そして、とても面白い、イノベーティブな、特異点的な道具だと思いました。

 

 安い買い物ではないのですが、どんなものか知りたくて、とうとう購入してしまいました。 アマゾンの価格を価格.COMでウォッチしながら、「ここだ!」というところで注文しました。その後、複雑な値動きがあり、翌日には、私の注文価格より1600円も下がってしまいました。 もう一日我慢できなかったことは残念ですが、いい経験をしました。

 

 親指変換という入力方式にも挑戦してみようかなどと、無謀なことも考えています。

 いずれにせよ、とても刺激的で、イノベーティブな製品です。

 

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 私のお酒の先生から、『立春朝絞り 富久錦 純米吟醸 生原酒』『平成二十四年壬辰二月四日』を いただきました。 

 調べてみると

 ・・・「日本名門酒会」(東京都)が主催。各地の蔵元(メーカー)38蔵が参加し、県内から唯一参加する「富久錦」(加西市三口町)も「生まれたての新鮮な味わいを楽しめるめったにない機会」としている。・・・・

 ・・・ 「立春朝搾り」は、出来たてをその日のうちに飲む企画のため、各地の蔵元近郊の酒販店を通じて販売される「地域限定酒」。1998年から始まり、全国の販売本数は年々増え、昨年までの10年間では720ミリリットル換算で約3万本から約18万本になった。富久錦も04年から参加し、昨年は県内や大阪府内へ約7200本を出荷した。・・・・

と説明されています。

 ラベルも神々しいです。それもそのはず、

 ・・・ 立春当日は地元産の酒米・山田錦で作った新酒を未明から搾って瓶に詰め、早朝、酒販店もラベル張りなどに協力。新酒は市内神社の宮司によって無病息災を願うおはらいを受けた後、出荷される。・・・(以上の解説分は毎日jpの記事からです)

 もちろん、写真撮影のあと、すぐに試飲。 ほんの少しで我慢しました。 とても瑞々しく、こうじの香りがほんのり、とても呑みやすいお酒です。 いい仕事(職人の技)してますね!!!

 ブログをアップしたら、娘が届けてくれたカラスミを肴に、しっかりいただきます。

 この世間、まだまだ知らない、優れものがありそうです。捨てたものではありません。頑張ります。

 

 

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