今の事業の仕組みを見える化し、新しい事業を設計し、試行錯誤する

img_1068.png 中小製造業をつつむ市場環境はますます厳しくなっています。仕事を確保すること自体が難しくなり、たとえ、仕事を確保できたとしても発注元の値下げ要求がきつく、利益がでないどころでなく、赤字覚悟で受注せざるを得なくなっている企業が多いのではないでしょうか。

 コンサルタントの仕事を積み上げるなかで、中小製造業が生き残るには、現場改善のレベルを超えた、革新的な製品づくりや事業(ビジネス、商売)の革新が必要だという思いが強くなってきています。5Sや日常的な改善、ムダ取りももちろん大切ですが、ものづくりの基盤を強くすると同時に、新製品・新事業を意図的に、目的的に創造していくことが本当に重要になってきました。

 新製品・新事業を創造するには、どのように取り組んだらいいのでしょうか。「こうやれば簡単、確実に創造できます」という玉手箱のようなものはありません。しかし、革新のための「道しるべ(道標:物事の順序を教えて手引きの役をするすること、もの)」として頼れる本はあります。そのひとつが、ホワイトスペース戦略です。著者はマーク・ジョンソンさん。

 序文(A・G・ラフリー氏 P&G前会長兼CEO)にこの本のポイントが書かれている。

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 ・・・本書『ホワイトスペース戦略』でジョンソンは、ビジネスモデル・イノベーションが力強い成長の起爆剤になることを説得力豊かに論じている。ビジネスモデルにイノベーションを起こせば、既存の市場を変革し、あるいは新しい市場をつくり出すことを通じて、ホワイトスペース――既存のビジネスモデルの対象外の領域――に進出し、成長の扉を開ける場合があるのだ。

 本書の大きな意義は、ビジネスモデルの構成要素を明らかにするという非常に困難な課題を成し遂げたことにある。ジョンソンはさまざまな業界に関する入念な研究を土台に、ビジネスモデルの「四つの箱」と名づけた強力な枠組みを打ち出した・・・。

 変革を成し遂げるためにはまず、自分たちが現在おこなっているビジネスの性格を正しく把握する必要がある。顧客価値提案、利益方程式、主要経営資源、主要業務プロセスの「四つの箱」の枠組みに沿って検討すれば、既存のビジネスモデルを成功させている要素が明確に理解できるはずだ。新しいビジネスチャンスを活用するうえで、既存のビジネスのどの要素を変更すべきかも見えてくるだろう・・・

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img_1069.png このブログ記事の表題「今の事業の仕組みを見える化し、新しい事業を設計し、試行錯誤する」はホワイトスペース戦略に示されていることを参考に、私なりに整理した「新事業創造の取り組み」の要点である。

 ※「試行錯誤」は「戦略クラフティング」から取り入れた。

 

 革新の道しるべとなるものとして、『価値づくりの経営の論理』(著者 岡健太郎 日本経済新聞出版社)もあげられます。次の機会に紹介します。

 

 

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