彼はいつまでも青年のように考え、変化を受け入れ、貪欲に学び続けた  ~幸之助論~

 まだ読んだことがない人にはぜひ薦めたい本です。img_1063.png

 幸之助論(MATSUYSHITA LEADERSHIP) ジョン・P・コッター=著 金井壽宏=監訳 高橋啓=訳(ダイアモンド社)。

 この本のポイント(大切なことがら)につながる文章の一部を転記しておきます。

 ~本書は時系列による構成をなしているが、従来型の伝記を目指すものではない。歴史的記録を網羅するのではなく、彼のおびただしい業績と彼の経験から何を学べるかに焦点を当てている。 

 ~ここで検討する問題は、彼の人生からくみ取れる教訓は、21世紀の世界でいかに有効になりうるかである。

 ~起業して間もなくの成功は、彼の小さな会社の競争相手とは一線を画するような事業戦略と営業手法に直接由来するものだった。強い顧客志向、生産性とコスト削減に対する執着、リスクに挑戦して他社が発明した製品を改良しようとする意志、画期的なマーケティング、迅速な商品開発、アフターサービス、絶えざる改革への意欲、従業員に対する信頼、専売の販売流通制度、事業対象の限定など、すべての要因がこの会社を規模の面でも収益の面でも急速に成長させた。多くの日本企業が大量生産や大量販売の威力を知るより数十年も先んじて、幸之助はその道に先鞭をつかてのである。基本的な技術革新は他社に任せて、生産と販売の分野で大胆な戦略を展開することにより、いくつかの製品分野を支配できることに世界のどの企業が気づくよりも先に、松下電器はその模範を示した。トム・ピータースとロバート・ウォーターマンが1982年(昭和57)に発表した『エクセレント・カンパニー』で書いた営業方法を、幸之助は優に60年も前に発見し、使っていたのである。

 ~青年期を通じて、幸之助を並以上の才能だと見なす人はほとんどいなかった。ましてや偉大と見なす人などいるはずもなかった。彼は凡庸な少年だった。20代初め頃は、神経質で病弱な青年だった。ところが30代に入ると・・・・・

 しかし、その生涯を通じて彼がいかんなく発揮したものは、驚くべき成長と再生の能力であり、ほとんどの専門家が一致して認めていることろによれば、比較的動きの遅かった過去の世紀よりも、より動きの速い21世紀において重要になる能力だ。

 子供はラクラクと物事を学習し、急速なペースで技能を伸ばしていく。大人は学ぶにしても、時間がかかることが多い。幸之助は事あるごとに、こういったすべてのことに関する自分のものの考え方は、ある詩の一節に要約されていると語った。その詩は次のように始まっている。

 『青春とは人生のある期間ではなく、心の持ちかたを言う。薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな肢体ではなく、たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

 青春とは怯懦を退ける勇気、安易を振り捨てる冒険心を意味する。ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる。』

 

 この本から、つまり、コッター先生の焦点をあてた幸之助の生き方・考え方から何を学ぶか。

 最初、私は、この本から、幸之助のビジネスモデル・イノベーションの匂いを感じとりましたが、しばらくして、もう一度読み直したら、別の意味を見つけられるのではないかと思っています。

  

 

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